2009年創業。埼玉県川越市一筋のIT企業です。
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統合ITプラットフォーム オクトパス

最終更新日: 2020/12/23 3:04pm

平成29年 川越市 KOEDO E-PRO認定技術です

オクトパスは「ホームページ」、「メール(マイクロソフト様:Microsoft365)」、「ウィルス対策ソフト(NTT東日本様:おまかせアンチウィルス)」、「ファイルサーバ」をまとめて管理するソフトウェアです。

 

オクトパス イー・レンジャー株式会社

 

そして、オクトパスは「高品質で安価なITの維持管理サービスを提供する」ため、自社にて独自に開発・メンテナンスしているソフトウェアです。

 

弊社のミッションは「中小企業様のITを支援すること」です。

そのために絶対的に必要なのは「低コストであること」です。資源の限られている中小規模な企業様であれば間接業務に余分なコストをかけたくありません。

 

2009年に創業し川越の皆様にかわいがっていただく中で、どんな企業様でも

  1. ホームページ
  2. メール
  3. ウィルス対策ソフト
  4. ファイルサーバ(データ共有)

を使いたいと考えていらっしゃることがわかりました。

「一流のインフラやソフトウェアをお使いいただき、それにまつわるサポートサービスを可能な限り安く提供するにはどうしたらいいか」を考えました。その結果として生まれたのがオクトパスです。

オクトパスのコンセプトは工場のオートメーション(自動化)と非常に近しいのですが、オクトパスがどんなものか手っ取り早くイメージいただくために、動画をご用意いたしました。

 

ロボットと人工知能

オクトパスのコンセプトは自動化と書きましたが、それを支える中核技術が「ロボット」と「人工知能」です。

ここでいう「ロボット」をイメージしていただくために、下にオクトパスの働きをイメージ化しました。

 

オクトパスの仕組み イー・レンジャー株式会社

弊社にはもともと自社開発したPython製の「クローラー」というソフトウェアがありました。このクローラーですが、管理しているウェブサイトの状態を監視する「巡回ロボット」ととでも呼ぶべき働きをします。

オクトパスでいう「ロボット」とは、このクローラーのように(人間=管理者)を助けるために(インターネットの)あっちこっちをうろうろして情報を持って帰ってくるソフトウェアのことをさします。

オクトパスのロボットは、上の図にありますように、ホームページだけではなく、メールやウィルス対策ソフト、ハードウェアの周りもうろついてその状態を監視しています。

IT的にもう少し突っ込むと、ウェブスクレイピングやテスティング技術を応用しているのですがここでは触れません。

 

この「ロボット」をたくさん用意するだけでも、かなりの面で管理・監視の効率化や抜け漏れの防止(管理の高品質化)ができるようになりました。

たとえば下の画面はMicrosoft365に設定している自社のメアドの一覧です。オクトパスのロボットはマイクロソフト社のサービスと連携(API連携)して、自動的にこのような情報を持って帰ってきます。このような情報があれば、ライセンスの管理がほぼ自動的に精度よくできることがわかるかと思います。

オクトパス管理画面 イー・レンジャー株式会社

 

下もオクトパスの画面です。Microsoft365に掲載された「注意が必要な不具合・事故」を表示しています(青枠の部分)。

Microsoft365の管理者権限でログインせずとも、ロボットがこれらの情報を取って来てわかりやすく表示することができるようになりました。

オクトパスの画面 イー・レンジャー株式会社

 

 

次が「人工知能」です。

ひと口でいうと「人間の目視を人工知能で代替してしまう」という考え方です。

人工知能(AI)というとなんらか「怪しげ」、「うさんくさげ」に感じられる方がいらっしゃるかもしれません。

オクトパスで活用しているAIは、深層学習(Deep Neural Networks: DNN)のうち、具体的には「画像認識・画像識別」ソフトウェアを指します。

 

目視を代替するとはどういうことなのか、NTT東日本様の「おまかせアンチウィルス」の例で説明いたします。下はその管理画面です。

(注記:2018/9に「おまかせアンチウィルス」の管理画面のデザインが変更になっています)

おまかせアンチウィルスOK イー・レンジャー株式会社

 

ウィルス対策ソフトがパソコンへの脅威を監視していて、特にリスクがない場合には上の青枠で囲ったように「問題ありません」と表示されます。

これに対して、なんらかのリスクを検出した場合には、下のように画面上に警告がでます。

おまかせアンチウィルスNG イー・レンジャー株式会社

 

「脅威がある場合には、(どんなメッセージが表示されるか、何台と表示されるか分からないけど)赤っぽくなって×印がでる」。

これを自動的に識別するのが、AIの画像認識・識別ソフトウェアです。

 

画像認識は、人工知能で特に成功を納めている分野です。専門的な言葉をつかうと、「畳み込みニューラルネットワーク(Convolutional Neural Network。略して、CNN)」というニューラルネットワークの変形版を使うのですがここでは詳しく触れません。

 

さて、下はオクトパスの画面です。画面右側に緑でOKと出ていますが、これは上の「画像判別ソフトによって自動的に問題なしと判断した結果」です。

オクトパス画面 ウィルス対策ソフトOK イー・レンジャー株式会社

 

NGの場合は、以下のように自動的に判断されます。

オクトパス画面 ウィルス対策ソフトNG イー・レンジャー株式会社

 

 

深層学習のモデルも弊社で独自に開発・検証したのですが、上の程度の識別問題であればとてもシンプルなモデルでも大丈夫と分かっています。

ちなみに、上の例では5層のCNNをつかっています。

オクトパスのリリース当初、Symantecさんのウィルス対策ソフトでも同じような画像認識をしていました。

Symantecさんの画面は上よりも複雑であるため、11層のCNNモデルで識別をしていました。(弊社がSymantecさんのウィルスソフトの販売を止めてしまったため、Symantecさん用の機能の開発・メンテナンスは停止しています)

 

Zabbixとの連携

次はハードウェアの監視です。オクトパスはZabbix(ザビックス)という著名なソフトウェアと連携します。

Zabbixは、機械やシステムの状態を監視して、異常が発生した際に管理者宛に警告をします。

以下は、弊社で管理しているウェブサーバーで警報が出たときの画像です。弊社では、事務所の大きなスクリーンにこんな感じで表示しています。青枠に囲んだ部分がインシデントが発生したところです。CPUが過負荷となり(右の青枠)、フリーメモリーが極端に減少(右の青枠)しています。

こういう場合は、ほぼ「ホームページが攻撃されている状態」ですから、管理者はそれに対応する必要があります。

zabbixによる警報システム イー・レンジャー株式会社

 

オクトパスはZabbixともAPIを通じて連携しています。以下はオクトパスの画面です。お客様のファイル共有サーバー(ファイルサーバー)をZabbixが監視していて、Dドライブの容量が残り20%を切ったというインシデントをAPIを経由してオクトパスが取得しています。

zabbixによる警告の取得 オクトパス イー・レンジャー株式会社

 

以下もオクトパスの画面は、弊社のファイル共有サーバーの詳細情報を表すものです。「ディスク使用量」、「アップタイム」などの情報を表示しています。

これらもzabbixと連携する巡回ロボットの一例です。

zabbixとの連携 オクトパス イー・レンジャー株式会社

 

 

ホームページの管理とオクトパス

先のzabbixの項でウェブサーバーの例を挙げました。

「ホームページの管理」は弊社が最も得意で実績のあるサービスです。これもオクトパスに統合されています。

以下はオクトパスの画面で、ホームページの主だった指標(メトリクス)を表示しています。左から

  • ウェブサーバーの死活
  • ウェブサイト全体の平均レスポンス時間
  • ウェブサーバーがSpamリスト(ブラックリスト)に登録されていないことのチェック
  • 検知されたウェブサーバーへ攻撃件数

を表しています。

ホームページの管理 オクトパス イー・レンジャー株式会社

川越には有名な料亭や和菓子店、観光名所などが多数あり、ありがたいことに弊社でもそのようなHPを管理させて頂いております。
テレビでお店がとりあげられると爆発的なアクセスが発生しますし、そのお店が有名になればなるほどホームページは驚くほど多くの攻撃にさらされます。

 

オクトパスでホームページの状態を把握することにより、”多くのアクセスや攻撃に負けない”「ホームページの管理」を実現しています。

 

Shareとオクトパス

2019/4に発売開始しましたShare(シェア)は「機能てんこ盛り」の低価格ファイルサーバーです。

データの「保全(バックアップ、監査)」に力点をおいたサービスですので、大量の項目の監視をオクトパスが引き受けています。

eranger-share-octopus

ここでの監視項目は以下のようになっています。

  • バックアップ処理の結果
  • 各種監査ログ、システムログの取得状況
  • OSパッチの滞留状況
  • ハードディスク、メモリ、CPU利用状況
  • サービス起動状況
  • ネットワーク利用状況

 

Share(シェア)は徹底的に低下価格にこだわった弊社オリジナルのファイルサーバーです。

詳しくは「Shareのご紹介ページ」を是非ご覧ください。

 

ライセンスの管理とオクトパス

IT担当者にとってライセンスの管理は頭が痛い問題です。

メールであれば、何人分用意しているのか、支払いはいつなのか、ライセンスに余剰はないか、など。ウィルス対策ソフトについても同様の管理が必要です。

ホームページについて「常時SSL化」が当たり前になっていますので、SSLで使う証明書の期限と更新の管理、それに加えて自社ドメインの契約更新があります。

これらの契約情報もオクトパスの管理下にあります。下はその1例です。契約更新が近づいてくると、オクトパスがそれを通知します。

オクトパス ライセンスの管理 イー・レンジャー株式会社

 

 

 

オクトパスのアーキテクチャ

オクトパスのアーキテクチャはとてもシンプルです。

基本的には、LAMP(Linux, Apache, MySQL, PHP)構成のサーバーに、Python3(>=3.5)と必要なパッケージをインストールすればいいだけです。

開発言語(とバージョン、パッケージ)にのみ依存しますので、LinuxはRed Hat系、Ubuntu系のどちらでも動作します。(稼働確認を行っているのは、Ubuntu16.04LTS、18.04LTS、Amazon Linuxです)

2020/12/23追記(小高):

ずっと利用させていただいてきた国産AIエンジンChainer(Preferred Networks社)ですが、残念ながら開発の停止とPyTorch(Facebook社)への移行がアナウンスされました。

外部リンク:Preferred Networks、深層学習の研究開発基盤をPyTorchに移行(Preferred Networks社: 2019/12)

それを受けまして、オクトパスの関連部分をChainerからPyTorchへ変更し、再訓練したAI(DNN)モデルでオクトパスをアップデートしました。

 

octopusのアーキテクチャ(202012)

 

CNNモデルを学習する際にはGPUの乗ったマシンを使うのがベターです。これについては以下のブログを参照ください。

ブログ「GPUマシンでモデルの学習はどれくらいはやくなるのか」

 

 

オクトパスの販売形態

以上でオクトパスの機能面の説明は終わりです。ロボットと人工知能、それらを束ねるシステムによって、ホームページ、メール、ウィルス対策ソフト、ファイル共有サーバーが1システムの中で一元管理されます。

ロボットやプログラムの「よいところ」は、夜昼なく働いてくれることです。ロボットのことを「コビト」と呼ぶことがあるのも、システム管理者が疲れ切っても、自動的に仕事を片付ける「妖精」のような存在だからです。

 

オクトパスの開発中からリリース当初、販売形態として「売り切り」を入れるかどうかで大変迷いました。

先にも書きましたが、弊社のミッションは「中小企業様のITを支援すること」ですし、「一流のソフトウェアをお使いいただきながら、サポートもつけてできる限り安くするにはどうしたらいいか」という問いの一つの答えがオクトパスです。

ですので、この「売り切り問題」は先延ばしにして、オクトパスを弊社の「サポート契約にバンドル」して提供することとしました。

サポート契約と一緒に提供することで、サポート料金を安く設定できますし(弊社の仕事が効率化されるため)、オクトパスが発するアラートや指標をお客様に解釈していただくこと自体がお客様の負担になると考えるためです。

 

ホームページ、メール、ウィルス対策ソフト、ファイルサーバーについてサポート契約を結んでいただけたお客様のサービスは、すべてオクトパスで管理させていただいています。

弊社の営業担当者が月次などでご訪問した折に、オクトパスの画面を元にご報告さしあげます。

そして、オクトパスが保有する情報はすべて弊社でチェックし、サービス状態に異常がないか、ライセンス期限はいつなのか、管理させていただきます。たとえば、サービス状態に以上がある場合には、弊社からサービス提供者(Microsoft365であればマイクロソフト社様)に問い合わせを行います。

 

価格は、1サービス(ホームページ、メールなどの括り)につき、15,000円/月(導入費用は別途)から承っております。

ただし、ライセンス数やサービスレベルに応じて価格が変動しますので、弊社営業鈴木までご連絡いただければお見積りさせていただきます。

お電話でのお問い合わせは、0120-220-476   (平日 9:00 – 18:00)

時間外の場合には、お問い合わせフォーム(クリック)よりお願いいたします。

 

統合ITプラットフォーム「オクトパス」リーフレット

 

(2018/10/31追記)

【おしらせ】オクトパスをバージョンアップしました