Share（シェア）を利用した電子帳簿保存法（電子取引）対応

最終更新日: 2023/10/18 3:10pm

イー・レンジャーではシェア（Share）を利用して電子帳簿保存法（電子取引）の対応を行なっています。（電子帳簿保存法を以下では電帳法と略します。）

このページでは、電帳法対応の考え方、そのためのシェアの使い方の概要を説明いたします。

電子帳簿保存法（電子取引）への対応：イーレンジャーでの基本的な考え方

電帳法（電子取引）への対応に、コンピュータと「なんらかのシステム」の利用は欠かせません。

国税庁は、この「なんらかのシステム」が満たすべき機能を

・改ざん防止に関わる要件

・保存（と閲覧）に関わる要件

という２つの側面から規定しています。

これらのうち、改ざん防止に関わる要件については「かならずしもシステム的に対応する必要はない」と緩和されました。

イーレンジャーでは、国税庁のホームページで例示されている対応方法に則って、以下のような対応としています。「国税庁：電子取引データの保存方法をご確認ください【令和６年１月以降用】（令和５年７月）(PDF/722KB)」

そして、データの保存と閲覧については、以下ような対応としています。

図：シェアに保存した電子取引データ（MacのFinderで表示したところ）

電子帳簿保存法では「保存したデータ」を、条件を指定して検索できることが求められています。（以下、検索要件という）

具体的には

を指定した検索ができることが求められます。

令和４年10月のITの展示会では、「電子帳簿保存法対応」をうたったシステムが多数展示されていました。簡単に見えるシステムでも、かなりおおがかりに思われました。

これに対して、「令和４年６月発行　国税庁電子簿保存法一問一答（以後、一問一答）」ではもっとシンプルに「ファイル名に日付、金額、取引先を含める」、「索引簿を作る」などと書かれています。

イーレンジャーでは、国税庁の資料に準じて「ファイル名に日付、金額、取引先を含める」というシンプルなやり方を採用することにしました。

しかし、検索の自由度を考えた場合、（OS標準の検索機能だけでは）十分ではないと思いました。

そこでこれを補うために「でんすけ」という検索ツールを開発し、シェア出荷時に同梱（インストール）することにしました。

次のページでは、でんすけの具体的な機能や操作について説明します。